珈琲のブログ

珈琲が好きで毎日飲んでいます。産地によって驚くほど香りや味わいが違うのと、微妙で複雑な味わいを楽しんでます。

コーヒーと健康 Vol.1

      2015/08/19

コーヒーが好きで毎日飲んでいますが、体にとってはどうなのでしょうか?

コーヒーがヨーロッパで普及しだしたのが17世紀(参考:日本では1615年大阪夏の陣で家康が秀吉を滅ぼした)なので、比較的長い間、多くの人が愛飲してきていることは確かです。

世界中の人が飲んでいるものなので経済的効果も高く、そういった場合、コーヒーを正当化するプロパガンダも出てくることが想定されるので鵜呑みにはできません。

結局自分で判断するしかないのですが、とりあえずネットで収集できる「コーヒーの健康効果」を集めてみました。


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【糖尿病になりにくい】
・カフェインの脂肪燃焼効果で体重増加を防ぐ
・クロロゲン酸が血糖値を間接的にコントロールしているかもしれない(未解明)
・糖尿病発症後は炭水化物の利用効率が悪くなるので食後は避けた方が良い

【血栓抑制効果】
・脳梗塞や心筋梗塞などの原因となる血栓ができにくくなる
この血栓抑制効果は実験からカフェィンの効果というよりコーヒーに含まれるまだ特定できない物質が関与していることが推測されている
・この血栓抑制効果は高く心筋梗塞の患者もコーヒーを飲んだほうが良い
・この調査は、東海大学医学部 後藤信哉教授の実験で検証

【動脈硬化抑制効果】
・善玉コレステロールの血管壁修復作用を活性化させる
コーヒーの成分が善玉コレステロールが血管壁からコレステロールを引き抜いて肝臓に戻す能力を高める
・カフェ酸とフェルラ酸が善玉コレステロールの能力を活性化させる
コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」が体内で代謝されてカフェ酸とフェルラ酸になって善玉コレステロールの血管壁からコレステロール引き抜き作用を高める
・この調査は、防衛医科大学 抗加齢血管内科 近藤春美助教授の実験で検証

【大腸ガンとの関連】
・特に女性で1日3杯以上コーヒーを飲む場合大腸がんでリスクが3割減、結腸浸潤ガンは4割減の疫学的調査での傾向が見られた
・男性の場合はコーヒー摂取による有意な差は見られなかった
・この調査は「多目的コホート研究(JPHC研究)」による

【肝臓ガンとの関連】
・ほぼ毎日飲む人は飲まない人と比べて肝臓ガン発生率は半減する
・さらに1日5杯以上飲む人は肝臓ガン発生率は1/4まで現象する
・上記について男女に有意な差は見られなかった
・理由は不明だがコーヒーの抗炎症作用が関連しているかも知れない
コーヒーポリフェノールといわれているクロロゲン酸を始めとする抗酸化物質が肝臓のガン化を防いでいるのかもしれないという推測がある
・この調査は「多目的コホート研究(JPHC研究)」による

対象者、期間を決めて追跡調査をする疫学的なアプローチと、実際にマウスの精巣の血管を使った実験、コレステロールに放射性同位元素でマーキングして追跡する実験など、読んでいるとなるほどと思います。まあ植物アルカロイドなので漢方薬みたいなものだし、コーヒーを飲んだあとの尿は結構コーヒーくさかったりするのでコーヒーの成分の血中濃度も上がるのだろうなとは思っていました。
フランス人は、その脂っこい食事の割に循環器系の病気が少ない(心臓病や脳卒中など)という傾向から、消費量が多いワインのポリフェノールの効果が脚光を浴びたのを思い出しました。コーヒーもコーヒーポリフェノールと言われるクロロゲン酸など抗酸化物質が多数含まれているので、その辺も調べてみたいと思ったのでした。


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